アドラー心理学研究会 第51回勉強会

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アドラー心理学研究会代表の佐高葵月代です。
7月15日(土)第51回の研究会が無事に終わりました。参加者数29名、初参加の方7名をお迎えしました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今月のテーマは「優越と劣等をアドラーで乗り越える」です。
研究会で自尊心を取り上げる時に、必ずと言っていいほど触れるのが劣等感です。アドラー心理学は、「劣等」という概念を初めて心理学に持ち込んだことから、かつては劣等感の心理学と言われましたが、現代アドラー心理学では、劣等感の理論や概念は目標追求性の概念に吸収されており、劣等感は「目標追求している時の感じ」ぐらいに捉えられています。

劣等感は、主観的に、自分の何らかの属性を劣等であると感じることで、きわめて主観的な感覚です。事実には全く関係がないことかもしれないが、本人にとっては大問題の「劣等」であることも多いのです。

例えば、どう見ても一般的に美人なのに「私ってブス」と本人が悲観的になったりする人、などです。

 一般的に、劣等感は陰性感情ととらえられますが、アドラー心理学では、理想の自分(自己理想=人生目標)を追求するときに出てくる感情としてとらえるので、がんばっている時に出る汗のようなものと考えます。

私も、この考えに触れた時に、自分の苦手な部分に対して、建設的な態度で臨めるようになりました。

目標追求をしている限り、劣等感を感じる機会はあり、野心的で理想が高ければ高いほど、劣等感が強くなるケースもあります。いきなり高すぎる目標を目指すよりも、スモールステップを間にいくつか設け、ひとつひとつ達成感を増やして、自尊心を安定させるのも、自分の勇気づけの手法です。

今回の研究会のワークでは、自らの劣等感に気づき、それが自分の思い込みではないか、検討してみました。私たちが自分で「事実」だと思っていることは、自分自身の認知(ライフスタイル)に基づく思い込みであることが多いのです。

私たちは理想や目標に向かっているがために、現在の自分との葛藤も生まれます。そこで、あえて「不完全であることを認める」というのは勇気が要ることです。しかし、それこそが私たちに必要なことのような気がします。不完全であることは、目標に向かっている証拠です。「社会の中で、優れていなければならない」、「せめて回りと同等であるべき」という考えを、離れたところから客観視してみませんか。

私たちの存在そのものが、何らかの共同体の中で、誰かの役に立っている、あるいはこれから役に立つのだということを理解し、今の自分でOKと言ってみませんか。

成功か失敗かの二極の選択にこだわらず、結果はともあれ、それに向けて行動したプロセスを重視することが、勇気づけの基本でもあります。

さて、札幌での次回以降の予定は以下の通りです。

第52回 8月19日(土) 中研修室1(2F)
第53回 9月23日(土・祝) 中研修室1(2F)
第54回 10月21日(土) 中研修室2(2F)ワールドカフェを予定しています。
第55回 11月18日(土) 大研修室2  11月25日(土) 中研修室1(2F)
     ※18日→25日に日程変更になりました。

10月8日(日・祝)は第3回宿泊研修を、札幌市保養センター 駒岡で開催します。この研修は、研究会員のみの参加とさせていただいております。

下記のバナーからリンクしたページで、お申込みいただけます。
みなさんにお会いできるのを、楽しみにしています!

旭川でのアドラー心理学研究会開催も10月、12月の開催決定!
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