smaccセラピスト 佐高 葵月代

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佐高  葵月代(さたか・あきよ)

smacc 代表
株式会社At mark 代表取締役
インド中央政府公認 ヨーガ・セラピスト
一般社団法人日本ヨーガ療法学会認定 ヨーガ療法士
有限会社ヒューマン・ギルド認定 アドラー心理学講師
アドラー心理学研究会(札幌) 主宰
日本統合医療学会 北海道支部会員
青森県青森市出身、てんびん座、A型
趣味は料理、温泉、ワイン、片付け(整理収納アドバイザー2級)

 

私はアドラー心理学の講師として理論と実践を伝えたりカウンセリングをする傍ら、ヨーガ・セラピストとして心と身体の繋がりを取り戻すお手伝いもしています。精神科のデイケアでヨーガとマインドフルネスを指導して8年。ヨーガをはじめたのは、20代の頃に発症したパニック障害がきっかけです。アドラー心理学の道を志したのも、自分の対人関係スキルに疑問を持ったから。人生には一見ネガティブに見える体験が、自分の人生を大きく変え、そして成長するためのきっかけである可能性もあります。そんな私の体験を、少しまとめてみました。

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「勇気が足りなかったのは私自身」・・・アドラー心理学との出会い

今から8年ほど前、プロジェクトのスタッフとの関係がうまくいかなことに悩み、アドラー心理学の勇気づけで、彼らの成長に役立てればという気持ちで学び始めました。アドラー心理学の勇気づけは「困難を克服する活力を与えること」です。ところが勇気づけするはずの私自身に勇気が足りず、スタッフに対して「アメとムチ」で対応しているのに気づき、それがうまくいかない原因だと気づきました。

他者を勇気づけするには、私が勇気に満ちていなければいけないと一念発起。彼らに必要なのは、上から目線で褒めることでも叱ることでもない。ヨコのつながりで心から信頼されているという安心感、同じチームの中で協力関係にある貢献感を感じることだったのです。私が変わると周りも徐々に変化し始めました。仕事がスムーズに動くようになったり、課題分離(※1)することで、お互いが自立しながら繋がりあえる心地よさをつくることができました。そして何よりも生きることが楽になったのです。

このような経験から、ぜひ多くの方にアドラー心理学の理論をわかりやすく伝え、自分自身と身近な人達を勇気づけする手法を広めたいという使命感がわきました。有限会社ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生に師事をして、アドラー心理学講師の認定を受けました。

現在は、アドラー心理学理論の骨子である「勇気づけ」を実践する体験型の講座を開催したり、様々なシーンで講義・講演をしています。

また、アドラー心理学研究会を主宰し、どなたでも参加ができる、月に1度の勉強会を開催しています。 アドラー心理学については、こちらのページをご参考にしてください。

(※1)課題分離:アドラー心理学の理論のひとつ。自分が抱えている課題(解決しなくてはいけない問題)は、自分に責任があるのか、相手がそれに向き合うべきかを考え、必要に応じて自分から手放したり、相手に託す手法。行動、習慣的なもの、感情など様々な課題分離が考えられる。

 生きる勇気を与えてくれた、ヨーガ・セラピーとの出会い

20代の頃、腰痛や様々なアレルギー症状、不眠、PMSなどの様々な心身症に悩まされ、身体は現代病のコンビニのようでした。あらゆる薬を飲んだり受診をしても症状は改善せず、焦りよりもあきらめの状態が長く続きました。それに追い打ちをかけるようにパニック障害になり、1年ほど休職せざるを得ないほど辛い時期もありました。この時に、たまたま本でヨーガと呼吸法に出会いました。

休職中にヨーガをマイペースで続けてみたところ、心身に大きな変化が起こりました。 ヨーガによって気持ちが落ち着き、身体の痛みに対する不安が減り、外出できるようになり、ついに復職できました。パニック発作の回数も徐々に減って行きました。

心身症の症状は、アレルギーが芋ずる式に完治し、他の症状もまったくなくなりました。体調が良くなると気分も前向きになります。病という重いコートを脱ぎ棄てたような気分になりました。

なぜヨーガによって私は回復したのだろう。この現象を解明したくて、3年間にわたりヨーガ療法士(ヨーガ・セラピスト)の勉強をし、インド中央政府と日本ヨーガ療法学会から、ヨーガ療法士(セラピスト)の認定を受けました。

認定を受けてからは、札幌市内のメンタルクリニックでのデイケアでの指導や、マンツーマンでの個人セッションを中心として、幅広い職種や年代の方々にヨーガ・セラピーとマインドフルネスを伝えています。

今では、私が悩まされた心身症への対処法になぜヨーガが効果があったのか、科学的に解明されるようになりました。現在ヨーガ・セラピーは、脳科学とともに発展してきた、マインドフルネスという心理療法と結びつき、認知行動療法として効果が証明されました。 ヨーガは、男女を問わず、どの年代でもマイペースで続けられる素晴らしい健康法です。ゆるやかなアーサナ(ポーズ)と呼吸法が中心なので、ひとりでも多くの方に体感いただき、広めていきたいと思っています。

アドラー心理学とヨーガの共通点

アドラー心理学は、

(1)物事を客観的に見つめることを意識し、認知の歪みに陥らないこと。
(2)他者からの褒め言葉でがんばるのではなく、自分自身で勇気づけをする。
(3)結果ではなく経過を評価すること。
(4)過去が私たちを決定するのではない。今を生きることで未来に向かう。
以上のことが、私たちの成長と自立を促します。

いっぽう、ヨーガは正しい呼吸法とヨーガの智慧を身につけることで、心と体の繋がりを取り戻し、自分の健康に責任を持ち、喜びと幸せに満ちた人生を送るのが目標です。

これからもこの2つを広める『勇気づけのヨーガ・セラピスト』として活動していきます。

資格・所属等

論文・発表等

  • 「ヨーガ療法実践現場からの報告–復職(リワーク)支援に活かすマインドフルネス/ヨーガ療法~精神科クリニック・デイケアにおける実践報告~」一般社団法人 日本ヨーガ療法学会「ヨーガ療法通信」第13号(2016年5月15日発行)掲載
  • 「アドラー心理学のヨーガ療法への貢献可能性に関する一考察」2016年4月 ヨーガ療法学会 大宮研究総会 ※黒川内科 鎌田穣先生との共同発表
  • 「過敏性腸症候群とパニック障害に悩む方へのマインドフルなアプローチ」2015年10月 統合医療学会北海道支部会
  • 「うつ病を伴う関節リウマチへのヨーガ療法指導報告」2009年4月 ヨーガ療法学会 沖縄研究総会